若年層に人気のSNS、TikTok(ティックトック)ですが、近年30-40代などの利用者層が拡大してきています。
また、投稿ジャンルにおいても、「料理/グルメ」「日常風景」「エンタメ」「フィットネス」など多種多様なジャンルが増え、従来の「口パク」「ダンス」「イケメン/かわいい」などのコンテンツは減少傾向にあります。
上記のような傾向もあり、企業様によるTikTok広告事例が増加傾向にあります。
今お読みいただいている企業のSNS担当者様の中にも、事例が増えているのはなんとなく感じているが、
「TikTok広告ってどうやって出すのだろう?」
「そもそもクリエイティブを作れる自信がない」
そんなお悩みを抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
この記事では、TikTok広告とは?といった意味から、TikTok広告の出し方、TikTok広告の成功事例までたっぷりお伝えします。
TikTok広告の悩みを解消していきましょう!
TikTok(ティックトック)とは?
TikTok広告の使い方や成功事例の前に、まずはTikTokのアプリについて解説します。
TikTokアプリの特徴
TikTokは、数秒~10分(2022年5月時点)の動画を投稿するサービスです。
TikTokの大きな特徴の1つとして高度なレコメンド機能が挙げられます。
自分の興味関心に合った動画が次から次へと流れてくるので、いつまでも見続けてしまいます。
TikTokは満足度が高いアプリとなっています。優れたレコメンドシステムにより、自分が求めているコンテンツを受け取ることができるからと予想できます。
また「TikTok売れ」という言葉が流行語になったように、TikTok動画がきっかけで購買のアクションが起こる事例が近年急増しました。
そのため、TikTok広告も、上手にユーザーにハマれば、自社商品が有名になったり、売り上げが増加することに繋がります。
TikTokのユーザー層
若年層向けのSNSと思われる方も多いと思いますが、実は30-40代のユーザーが増加傾向にあります。
そのため「自分の会社の商品は若者向けだから広告を出しても無駄なのかな…」と落ち込む必要はありません。
30代以降のユーザーもたくさんいます。もちろん、男女問わずたくさんのユーザーがいますよ。
TikTok動画の投稿ジャンル
従来の「口パク」「ダンス」「イケメン/かわいい」などのコンテンツは減少傾向にあり、「料理/グルメ」「日常風景」「エンタメ」「フィットネス」など多種多様なジャンルが増えております。
たとえば、自社商品と専門知識を掛け合わせてユーザーに新しい発見を届ける広告コンテンツなど、相性がいいかもしれませんね。
TikTok広告とは?
ここからは、TikTok広告について詳しく解説していきます。
TikTok広告とは 大きく分けると、「純広告」「運用型広告」の2つに分けられます。
今回は自ら予算などを柔軟に設定できる「運用型広告」について詳しく説明していきます。
TikTok広告の配信方法
目的に合わせて、7つの配信方法が選べます。
TikTok広告のターゲティング設定
ターゲティングは12種類から設定することができます。基本的には下記の場合を除き、細かなターゲティング設定は行わない方が良いと言われています。
・明らかな除外ターゲットがいる場合
例)完全な女性向け商品で男性は除外したい場合など
・予算が極端に限られていてより効率的に配信したい場合
理由としては、TikTokが企業側が想定していなかった意外な潜在顧客層が見つかることがあるからです。
TikTokは媒体の特性上、ユーザーの興味関心に基づいたレコメンドシステムが優れているので、その機能を利用し、今まで気づかなかった未来の顧客にリーチする可能性があるのです。
TikTok広告の出し方は?作成方法
TikTok広告用のアカウントを開設する
支払い情報を入力する
計測タグ(ピクセル)を設置する
イベントを設定する
オーディエンスを設定する
広告キャンペーンを設定する
広告セットを設定する
広告に使う動画を作成
広告の審査をうける
TikTok広告の成功事例
ここでは、実際に企業のTikTok広告事例を紹介します。
多くの会社、サービスがTikTok広告を活用していますが、その中でも特に上手な成功事例をまとめました。
TikTok広告の成功事例:バンドルカード
「現金がない…」というときにボタンひとつで即日チャージでき、翌月後払いをするというプリペイドカードアプリ、バンドルガード。
お笑い芸人のNONSTYLEを起用した広告です。
コメント欄をみても
「広告で一番好き」
「この広告好き!」
と、広告にもかかわらず好印象なことがわかります。
硬いイメージのお金関連のサービスですが、クスッと笑える内容にすることで、TikTok広告を成功させていますね。
TikTok広告の成功事例:北欧暮らしの道具店
北欧暮らしの道具店は、女性に向けた広告の成功事例として参考になるでしょう。
北欧暮らしの道具店は、企業ですが、広告ではあえて女性の声を入れ「買ってよかった家具を紹介するよ」という切り口の動画を作成しています。
これなら、広告感もなく、ユーザーが自然に楽しめそうですよね
実際にいいねも1,000以上ついています。
「参考にしたい!」
「購入したい!」
としっかりユーザーに届いた成功事例と言えるでしょう。
TikTok広告を成功させるポイント
TikTok広告を出稿するには、お金がかかります。
会社のリソースを有効活用して、TikTokマーケティングを成功させたいですよね。
最後に、TikTok広告を上手に活用して自社サービスを成功させるコツについてお話しします。
TikTok広告成功のポイント:広告の嫌悪感をなくす
TikTok広告を成功させるために大切なのは、広告感をできるだけ減らすことです。
先ほどの成功事例に挙げた会社も、すべて広告感が少なく、おもしろい内容の動画だったのではないでしょうか。
まず、TikTok動画の成功のためには、視聴者に動画をできるだけ長い時間みてもらえることが必要です。
TikTokはAIによって、動画が必ず表示されるようになっています。
そのため、再生回数は保証されているのです。広告なら、お金を払った分再生回数が保証されるでしょう。
再生回数よりも、ユーザーが「おもしろい!」と思って動画を長時間みたり、いいねを押したり、誰かに共有することがより大切です。
TikTokはレコメンド機能が優れているため、ユーザーの「好き」が忠実にカスタマイズされています。
そんなところに、広告感の強い動画が流れてくるとユーザーは嫌悪感を抱き、すぐに次の動画へスクロールします。
高いお金を払って何度も表示されるようにしてもユーザーが「またこの広告か…」と思いブロックしてしまっては意味がありませんよね。
自社の宣伝カラーが強すぎる投稿は、あまりおすすめできません。
まずは、ユーザーにとって
「おもしろい」
「ためになる」
「誰かに教えてあげたい」
という要素を考え、出てきた答えに沿った広告を作成することで、成功事例に近づくでしょう。
TikTok広告成功のポイント:事前に検証する
TikTok広告の前に、通常投稿で動画検証をしましょう。
そして、実際に伸びた動画を広告配信に採用することで、より成功の可能性が高まります。
もちろん、広告予算を十分に使える場合は、TikTok広告で予算を使いながら効果検証をすることも可能です。
ですがよりコスパのいい運用をしたいなら、通常投稿で伸びた動画の企画をそのまま、広告に活用するのがおすすめです。
もしくは、伸びた動画の企画がなぜ伸びたのか?を分析し、それを踏まえた広告を作成するのがおすすめです。
TikTok広告の成功事例は多い!
TikTok広告とは?という基礎知識から、TikTok広告の出し方、TikTok広告の活用事例まで解説しました。
TikTok広告を使う企業は増えてきて、今後も増加が予想されます。
上手にTikTok広告を活用して、自社のビジネスの成功につなげましょう!