TikTokは企業のマーケティングに利用できる?
結論から話すと、TikTokは企業のマーケティングに利用できます。
TikTokは、以前まで若い年代が利用しているイメージが強かったSNSですが、現在は幅広い層からも支持されています。
博報堂が調査したアンケートによると、TikTokユーザーの平均年齢は34歳であることが判明しました。
また、TikTokは全世界で10億人以上が使っている大規模なSNSアプリです。
そのため、国内だけでも数多くの利用者がいることがわかります。
企業が本格的にTikTokを運用することで、自社の商品やサービスを多くのユーザーにアピールできるのです。
TikTokとは
TikTokとは、スマホ向けの動画プラットフォームで、ショートムービーを流行させた生みの親です。
現在は最大で10分までの動画が投稿できますが、ほとんどの動画は15秒前後の短い動画です。
また、TikTokではあらかじめ楽曲やフィルターなどの動画編集に必要な素材が揃っているので、簡単に動画投稿ができます。
先ほども述べた通り、TikTokは全世界で10億人以上が使っている大規模なSNSです。
そのため、動画がバズることによってたくさんのユーザーに自身の動画を見てもらうことができます。
TikTokマーケティングとは
TikTokマーケティングとは、その名の通り、TikTokを利用してマーケティングを行うことです。
そもそもマーケティングは、商品やサービスの売れる仕組みを作ることを指します。
そのため、自社のアカウントを運営したり広告を掲載したりすることで、集客や認知度を向上させることができれば、TikTokでのマーケティングは成功と言えるでしょう。
TikTokマーケティングのメリット
TikTokでマーケティングするメリットは以下の3つです。
- 他のSNSに比べて購入につながる割合が高い
- 広告に対しての嫌悪感が少ない
- フォロワー数だけに縛られない
1つずつ紹介します。
TikTokマーケティングのメリット①:他のSNSに比べて購入につながる割合が高い
「TikTokユーザー⽩書第3弾 回答から回遊へ興味で突破する時代の再来。」によると、TikTokを視聴したユーザーが商品やサービスに興味を持ち、購入につながる可能性はほかのSNSに比べて高いことが判明しました。
つまり、TikTokはほかのSNSに比べて、商品やサービスの購入ハードルが低いプラットフォームなのです。
TikTokマーケティングのメリット②:広告に対しての嫌悪感が少ない
TikTokは、YouTubeのように広告の強制視聴はありません。
自分が興味のない広告であれば、そのままスワイプしてスキップできます。
自身の意思で広告の視聴を選択できるので、広告に対しての嫌悪感が少ないのもメリットです。
TikTokマーケティングのメリット③:フォロワー数だけに縛られない
TikTokでは、投稿した動画はフォロワー以外にも表示されます。
動画に対する反応がよければ「おすすめ」にも表示されるようになり、より多くのユーザーに見てもらうことができます。
そのため、初めて動画を投稿して一瞬で有名になることも可能です。
TikTokマーケティングのデメリット
TikTokマーケティングのデメリットは以下の2つです。
- 炎上のリスクがある
- 全ては動画の内容次第
1つずつ見ていきましょう。
TikTokマーケティングのデメリット①:炎上のリスクがある
TikTokでは、炎上するリスクがあります。
TikTokに限った話ではありませんが拡散力があるので、炎上すればあっという間に広がってしまいます。
一度炎上してしまうと企業の信用が損なわれてしまい、多大な損害を被る可能性もあるため、動画を投稿する場合には細心の注意を払いましょう。
TikTokマーケティングのデメリット②:売り上げに直結しない場合もある
TikTokは、ほかのSNSに比べて購入につながる割合が高いですが、全ては動画の内容次第です。
例えば、自社の商品やサービスを販売したいのにも関わらず、全く関係のない動画を投稿してしまっては動画が伸びたとしても購入には結びつきません。
TikTokマーケティングを行うのであれば、最終的なゴールを決めましょう。
TikTokマーケティングのやり方
TikTokマーケティングのやり方は以下の3つがあります。
- ビジネスアカウントの運用
- 広告の出稿
- インフルエンサーの起用
順番に紹介します。
TikTokマーケティングのやり方①:ビジネスアカウントの運用
自社でビジネスアカウントを運用する方法です。
自社でアカウントを運用することによって、ファンを獲得できます。
また、運用していきながらTikTokのマーケティング知識を蓄えることも可能です。
ただし、社内にビジネスアカウントの運用経験を持つ従業員がいない場合、成果を出すまで時間がかかります。
そのため、TikTokの運用会社に依頼するのがおすすめです。
TikTokマーケティングのやり方②:広告の出稿
広告を出稿する方法もあります。
TikTokの広告は以下の3つです。
- 起動広告:アプリ起動時に表示される広告
- インフィード広告:おすすめで動画を視聴しているときに表示される広告
- ユーザー参加型広告:独自のハッシュタグを設定して、ユーザーから動画を制作してもらうことで認知度を高める広告
広告によって特徴が異なるので、最も効果的な広告を選びましょう。
TikTokマーケティングのやり方③:インフルエンサーの起用
インフルエンサーを起用することで、商品やサービスの認知度向上に期待できます。
しかし、インフルエンサーによってさまざまな特徴や個性があるので、自社の商品やサービスに合ったインフルエンサーを起用しましょう。
TikTokマーケティングを活用した企業の成功事例
TikTokマーケティングを活用した企業の成功事例を2つ紹介します。
東京カレンダー
東京カレンダーは、「#東カレグルメ」として動画を投稿しました。
「筋肉男子」や「オーガニック女子」などのオリジナルで制作した動画が反響を呼んでいます。
また、人気店の予約権をかけた「東カレチャレンジ」を開催したことによって知名度の向上にもつながりました。
大塚製薬
大塚製薬では、長年のヒット商品である「ファイブミニ」がじわじわと人気投稿になり、バズに繋がったタイミングで、広告をだして、さらに売り上げを伸ばしました。
その結果、コンビニでの販売数が動画投稿前と比べて2倍にもなったのです。
TikTokマーケティングを企業の戦略に活用しよう!
本記事では、TikTokマーケティングのメリットや方法・TikTokマーケティングの成功事例などを紹介しました。
TikTokはSNSの中でも非常に大きなプラットフォームです。
自社の商品やサービスの売り上げを今まで以上に伸ばしたいのであれば、今回の記事を参考にTikTokマーケティングを実施してみましょう。