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最終更新  2025.12.19 公開  2025.12.18

コメダ珈琲店とアンドゼンが挑んだ、TikTokバズと裏側のチーム戦 ── 若年層への“共感の届け方”

コメダ珈琲店とアンドゼンが挑んだ、TikTokバズと裏側のチーム戦 ── 若年層への“共感の届け方”

※左から
株式会社コメダ コーポレートコミュニケーション部 主任 横山 桃香
株式会社アンドゼン SNS事業部 進藤 咲紀

全国で愛される「コメダ珈琲店」がTikTokに本格参入した理由をご存知でしょうか?
実はそこには、未来を見据えた“若年層ファン獲得”という明確な意図と、コンテンツ制作に対する真摯な姿勢がありました。
本記事では、コメダ珈琲店のSNS担当 横山さんと、TikTok運用を支えるアンドゼンの進藤の対談を通じて、バズ動画の裏側と“共創”のリアルをお届けします。

TikTok運用を始めたきっかけは何だったのでしょうか?

横山さん:
TikTokアカウントを立ち上げたのは、“若年層の常連化”が目的です。
今後コメダが50年・100年と続いていくためには、若い世代との継続的な接点が必要だと考えていました。SNSの中でも、特にTikTokは“今”の若年層に届きやすい媒体だと感じていました。

進藤:
最初にお話を伺ったとき、日本全国に多くのファンを持つコメダ様ですが、TikTokではまだ発信されていない魅力や可能性が多くあると感じていました。弊社では「共創」という姿勢を大切にしており、初期の段階から課題について率直にディスカッションを重ねてまいりました。「一緒により良くしていこう」という姿勢を強く感じ、ぜひご一緒したいと感じたのを覚えています。

普段の役割や、やりがいに感じている部分を教えてください。

横山さん:
若年層に好まれる企画と、企業として伝えたいことの間でギャップがある中で、どうバランスを取るかは常に意識しています。そのために、自分自身も改めて会社の理解を深めつつ、若年層のトレンドにも触れるようにしています。

進藤:
やりがいは、コメダさんが伝えたいメッセージを流行に乗せて多くの人に届けられたときですね。
普段からトレンドのリサーチはもちろん、商品の理解、TikTokの市場変化、ユーザーインサイトまで、幅広く把握して分析と改善を繰り返しています。

TikTok運用で特に大変だったことや、工夫された点はありますか?

横山さん:
本格運用前に再生数をある程度確保する必要があったのですが、自分ひとりで他のSNSも見ながらTikTokで再生数を増やすのは正直限界がありました。そんなタイミングでアンドゼンさんと出会って、運用実績と親身な寄り添いに触れ、「ここなら一緒にやっていけそうだ」と感じました。

進藤:
印象的だったのは「コメミーム」の投稿ですね。

@komedascoffee

コメダも流行りに乗りたくてコメダミーム作ってみた🐱 どの猫の真似してるか当ててみて👀✨ ※猫の音声は全て社員の肉声で作成しています😇 #猫ミーム #猫マニ #自分ミーム #社会人の日常 #猫ミーム日常 #コメダミーム #コメダ社員の日常 #あるある #猫ミーム作ってる人と繋がりたい #猫の日

♬ オリジナル楽曲 – コメダ珈琲店【公式】 – コメダ珈琲店【公式】

猫をテーマにした音源が流行している中で、素材が限られている状況でも「人で再現する」「猫の鳴き声を表現する」「クラシック音源を活用する」など、細かな見せ方を工夫して投稿。企画から撮影、編集、投稿後の振り返りまで一つの流れとして試行錯誤を重ねた結果、250万もの再生数を獲得することができました。また、Xでの拡散に加え、複数のネットニュースにも取り上げられるなど、TikTok内にとどまらない広報効果を得ることができました。

これまでの取り組みで、どのような成果や反応がありましたか?

横山さん:
若年層に向けて運用を進めたことで、若年層のフォロワーも増えてきました。
社内でも、パート・アルバイトの方から「TikTok見たよ」と言ってもらえる機会が増え、自社への愛着にもつながっていると思います。さらに、TikTokの取り組みがメディアに取り上げられるなど、社外への認知拡大にも効果を感じています。

進藤:
オーガニックのみでここまで伸びているアカウントは珍しく、現在フォロワー数は18万人を突破。直近半年の月間平均再生数は800万を超えています。初期は商品紹介を軸にニーズ検証を行い、その後、社員出演やトレンドの見せ方を取り入れたことで、今まで届かなかった層にもリーチできるようになりました。横山さんのご友人のおすすめ欄にも出てきたと聞いて、「本当に届いてる」と実感しましたね。

最後に

横山さん:
一緒に迷って、一緒に考えてくれる。そんな姿勢に、何度も助けられてきました。
SNS運用は、ただ投稿を続けるだけではなく、ブランドや社会との向き合い方を常に考える仕事です。だからこそ、伴走してくれるパートナーの存在がとても心強いと感じています。

進藤:
コメダ様の魅力を、TikTokという舞台でさらに多くの方に届けていけるよう、これからも一緒に模索し、磨き続けていきたいと思っています。
ブランドの世界観と時代性を両立させながら、次の一手をともに築いていけたら嬉しいです。

 

アンドゼンのマーケティング事業について

アンドゼンは、TikTok、Instagram、YouTubeを中心に、SNSマーケティング全体を支援する専門会社です。企画立案から撮影・編集・投稿・分析まで一貫して対応し、企業のメッセージをSNSユーザーに響く形で動画コンテンツとして提供します。さらに、短尺動画制作やインフルエンサーキャスティング、アジア市場向けのマーケティング支援も行い、認知拡大からファン創出、購買促進まで幅広い成果を実現します。

会社名:株式会社アンドゼン
代表者:代表取締役 堀越大樹
本社所在地:〒151-0051  東京都渋谷区千駄ヶ谷3-51-6  3F / 4F
URL: https://andthen.co.jp/