Share

TikTokのアルゴリズムを分かりやすく解説|バズる動画を作るコツとは? 

TikTokはアルゴリズムを理解してこそバズらせられる

おすすめ欄には、TikTokのAIが高く評価した動画が流れる仕組みになっています。

AIは「客観的な数値データ」を元に動画の良し悪しを判断しており、その評価指標を「アルゴリズム」と呼ぶわけです。

アルゴリズムを理解すれば、運営側がどのような動画を求めているかが分かります。
ユーザーを楽しませると同時に、運営側の方針を満たす意識が必要です。
アルゴリズムを理解して、再生数アップに繋げましょう

https://pixabay.com/ja/photos/tiktok-%e7%a4%be%e4%bc%9a%e7%9a%84%e3%81%aa%e3%83%a1%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%a2-5323005/

TikTokのアルゴリズム5選

「おすすめ」に載るために覚えておきたいアルゴリズムを5つ解説します。

  • 平均視聴時間
  • 視聴維持率
  • フォロー率
  • ユーザーの反応数
  • プロフィールクリック

順にわかりやすく解説しますね。

平均試聴時間

平均視聴時間は動画が視聴された平均時間のこと。
視聴時間が長ければ長いほど、AIは「ユーザーが楽しめる動画だ」と評価できます。
プロアカウント設定にすると、各動画の平均視聴時間を確認できますよ。

視聴維持率

視聴維持率は、フル尺に対して平均何秒、視聴されたかを示す割合のこと。
次の計算式で確認できます。

視聴維持率 = 平均視聴時間 / 動画の尺 × 100

30秒の動画で平均15秒の視聴なら、視聴維持率は50%。
おすすめに載るために60%以上の維持率を目指しましょう。

フォロー率

フォロー率は、いってみれば、あなたの動画投稿を待つユーザーの気持ちを数値化したもの。フォロー率が高いほど、多くのユーザーが次もTikTokを利用してくれると期待できます。

ユーザーの反応数(いいね・コメントなど)

「いいね」や「コメント」、「シェア」などの反応数も重要指標の一つ。
思わず反応したくなる良質な動画だと判断できるからです。

「いいね」には「保存」の意味合いもあるため、数が多いほど動画を再度見返してもらえる可能性が高まります。10%以上のいいねを目標に動画を作りましょう。

「コメント」はコメントに記入している時間も動画が再生され続けるため、総再生時間が伸びやすくなり高評価に繋がります。動画にツッコミどころを作るなどの工夫が必要ですね。

「シェア」には宣伝効果もあるため、指標として優遇される傾向が高いと言えます。

プロフィールクリック率

プロフィールのクリック率から、ユーザーの他の動画への関心度を測れます。
一癖あるアカウント名をつけたり、投稿テーマと一致したアカウント名にしたりすると、よりクリック率が高まりますよ。

2022年最新のTikTokアルゴリズム変更内容とは?

2021年9月、TikTokは今までにないアルゴリズム変更を実施しました。
「フル視聴率」という新たな評価項目を追加したのです。

従来は評価項目の優先順位が入れ替わる程度の変更でした。
しかし今回は新たな指標の追加など、アルゴリズムが大幅に変わったために、さらに攻略が難しくなったと言われています。

フル視聴率が導入されたということは、ユーザーに最後までみてもらえる動画が大切であることを意味すると推測できます。そのため、動画制作の際は、最後まで視聴者が飽きない工夫をしたり、無駄な部分は0.1秒単位でカットして、視聴完了率が上がる工夫ができるといいでしょう。

https://gahag.net/006745-analytics-tablet-computer/

新たに追加された評価項目「フル視聴率」とは?

フル視聴率とは何%の人が最後まで視聴したかを指す数値のこと。
フル視聴率が高いほど、いいねやフォローなどのユーザーの反応率が高くなる傾向があります。

フル視聴率はインサイトで確認可能。
インサイトで確認できる点から、TikTok側の「フル視聴率も気にしてね」といった強いメッセージが読み取れます。

TikTokでおすすめに表示させる動画を作る5つのコツ

アルゴリズムに沿った動画作りのコツを5つご紹介します。

https://gahag.net/009112-single-lens-reflex-camera/

開始1~ 2秒でインパクトを与える

開始1~ 2秒に興味を惹く工夫をしましょう。
ユーザーははじめの1~2秒で動画を見るかどうかを決めているからです。
たとえば、この動画をご覧ください。

開始2秒に先が気になる要素がしっかり盛り込まれています。

繰り返し見たくなる動画ジャンルを選ぶ

できれば繰り返し見たくなる動画ジャンルを選びましょう。
同じユーザーが繰り返し見てくれれば、その分再生数が伸びます。

たとえば、エクササイズ系ジャンル、お勉強系ジャンルなど。
タメになるノウハウ系ジャンルは、いいねやコメントがつきやすい点でも運用しやすいでしょう。

適切なハッシュタグをつける

動画には適切なハッシュタグをつけましょう。
ハッシュタグをつければ、タグから検索して訪れるユーザーにもアプローチできます。

「ハッシュタグチャレンジ」に参加すると、より効果的。
ハッシュタグチャレンジとは、企業が自社の商品やサービスを宣伝する目的で、ユーザーに指定のハッシュタグがついた投稿を促すイベントのこと。

ユーザーが参加すればするほど盛り上がりを見せ、TikTok側は拡散させるためにおすすめ表示を行う可能性が高いです。

流行りのBGMをつける

TikTok内で流行りのBGMをつけましょう。
耳馴染みのあるサウンドに惹かれて、ユーザーが動画に興味を持ってくれる可能性が高まります。

「おすすめ」に表示される動画のBGMをこまめにチェックしましょう。
流行りの傾向やBGMの適切な使い方が見えてきますよ。

チャンネルのテーマを統一させる

動画チャンネルのテーマを統一させましょう。
仮に一つの動画が伸びても、他の動画が全く関連性のない動画ばかりでは、フォロワー数は伸びません。

たとえば「この動画のワンちゃん可愛いな。他の動画も見てみたいな。」と思っても、チャンネル内の他の動画が、ワンちゃんとは無関係の動画ばかりではフォローしようとは思いませんよね?

TikTokの再生回数が伸びない3つの原因

「ご紹介したコツを実践しても全然再生数が伸びない。」とお悩みの方は下記3点を見直しましょう。

規約に違反したコンテンツを投稿している

TikTokのガイドラインに反する動画は表示されません。
悪質な動画ばかりではTikTokそのものの質を下げてしまうからです。

規約では禁止事項が下記のように定められています。

  • 成人ヌードと性行為
  • 暴力的で過激な行為
  • 違反行為と規制対象品
  • ヘイトによる振る舞い など

くわしくはTikTok コミュニティガイドラインをご確認ください。

他の媒体への誘導が多い

他のSNSへの誘導が多いとシャドウバンされやすくなります。
不適切なコンテンツとして認識され、再生数が激減するかもしれません。

よくあるケースがYouTubeへの誘導を繰り返し、シャドウバンされるケース。
「続きはYouTubeで」のように、外部誘導しないよう気をつけましょう。

TikTok側のシステムトラブル

「規約に違反していないのに、動画を投稿して数日経っても再生されない。」
こんな場合はTikTok側で技術的な不具合が起きている可能性があります。

再投稿して様子を見るか、改善されなければTikTok側に問い合わせましょう。

【おまけ】伸びない動画って消すべき?

再生数が伸びない動画の扱いに悩む方もいるでしょう。
結論、再生数が伸びなくても、消さずに残すことをおすすめします。

後々バズる可能性があるからです。

たとえば、Aという動画を投稿後、しばらくしてAの類似動画であるAAを投稿したとします。
初めに投稿したAは全く伸びませんでしたが、AAがバズった場合、類似動画を辿る流れで大もとのAもバズるケースは珍しくはありません。

とはいえ、初動が普段よりもあまりに伸びない場合は再投稿する前提で削除すると良いでしょう。TikTok側のバグで伸びないケースもあるため、見極める必要がありますね。