同じ素材なのに「リールでは伸びるが、TikTokでは伸びない。」
そんな経験はありませんか?
媒体の違いを理解することで解決することができます!
伸びる動画の特徴の違い
まずは、TikTokで伸びる動画の特徴にですが、
「テンポが良い」ということです。言い換えると「初めの1-2秒で惹きつけられる」動画です。
TikTokは、「動画の良し悪しを判断する決定時間が短い」のが特徴です。
TikTok上でユーザーは、おすすめ欄を見て好きな動画だけを見ます。気に入らない動画はすぐにスクロールされてしまいまうため、「初めの1-2秒」でいかに惹きつけるか?大事なのです。
一方Reelsでは、「雰囲気」が大事になります。
Reelsを見る発見タブでは、Reelsの他にもフィード投稿なども掲載されているので、
1スクロールの滞在時間が長く、他の投稿を見ている間に流れる動画の雰囲気が見られます。
初めの1-2秒だけでなく、動画の雰囲気を見てユーザーの好みに合えば、タップして見てもらえます。
世界観の違い
TikTokでは、視聴維持率を上げる動画の構成が多くなっています。
それは、TikTokではおすすめに載ることが、動画が伸びる要因になっており、
そのおすすめ欄に載るために大事なことの1つが「視聴維持率を上げること」だからです。
動画から離脱させないために、
- TikTokの方がReelsより情報量が多い
- TikTokの方が、Reelsより動画の最後にオチをつけることが多い
のような特徴があります。
一方Reelsでは、フィード投稿とリール投稿の世界観を統一させることが大事になります。
リールでは、「動画が良いな!」→「フィード投稿はどうかな?」と惹きつけられたリールのような情報が今後も提供されるか?という期待値をフィードとリールの世界観の統一性で見極めます。
統一感があると今後も自分のタメになりそうなので、フォローします。
もし仮に、1つのリール動画だけの世界観がそのユーザーに合っていても、他のフィード投稿の世界観が全く別のものであれば、期待値は下がり、今後そのユーザーにとってタメにならないので、フォローはしません。
そのため、Instagramでは、Reelsとフィードの世界観を統一させることが大切です。
曲選ポイントの違い
TikTokでは、流行っている音源を使用することがある程度重要になります。
先程も述べたように、TikTokは、おすすめ欄に載らなければ動画は伸びません。
そのために大事な「視聴維持率」を上げるために大事な1つが曲の選定です。
TikTokは、流行っている音源ごとに、伸びているフォーマットが決まっていることが多いです。例えば、
この音楽が流れると、名前の由来が見られて、過去写真から現在の写真に切り替わるのでついつい見入ってしまうでしょう。
こちらは顔などが左右非対称か?を見て楽しむ音源です。
ユーザーは
この音源を聞くと、最後にオチがあるかもしれないから最後まで見よう!
あるいは、
この音源が好きだから聞いていたくてつい動画も見てしまうということがあります。
そのため、流行っている音源を使用するのが良いと言われています。
ただ、流行りすぎていたり、すでに流行が終わっている音源では伸びづらくなってしまいます。
具体的にどの程度の流行り基準で音源を選ぶのが適切なのか?は、弊社代表のnoteで解説していますので、ご興味ある方はこちらもご覧ください。
一方Reelsでは先程から述べているように世界観が大事になります。その動画の世界観と音源が合っていれさえすれば、例え流行っている音源でなくても動画を伸ばすことはできます。
リーチ層の違い
TikTokは新規のユーザーへリーチさせるのにより適した媒体です。
TikTokは他のSNSと比べ、*約2.3倍「検索」よりも「おすすめ」を見ると言われており、ユーザーは基本的に自分がフォローしている人のアカウントよりも、おすすめ動画を見ます。
もちろん、動画自体が自分の好みに合っているとTikTok上のアルゴリズムに判断されれば、フォローしているアカウントの動画もおすすめ欄に表示されます。
*参照:TikTok For Business
一方Reelsも、新規ユーザーへリーチさせるのに適した機能であることはTikTokと変わりません。
ただ、初速の付け方にTikTokとの違いがあります。
TikTokは多くの人がおすすめ欄を見て、フォロー非フォロー関係なく興味のある動画が流れてくるのに対し、Instagramでは、基本的にはフォローしている人の投稿を見に行きます。
Reelsの投稿も、フィード投稿やストーリーズでシェアすることができるため、一番初めにリーチするのは、新規ユーザーよりも、既存でフォローしてくれているフォロワーの人たちが多いです。
その既存フォロワーがいかに、エンゲージメント高く反応してくれるか?によってその動画がフォロワー外含めて再生され、動画として伸びるかどうか?が決まってきます。
そのため、アカウントの世界観が好きでフォローしてくれた既存フォロワーの期待を裏切らない、世界観を揃えた投稿が大事になります。
コメントのされ方の違い
コメントのされ方を簡単に図式化すると下記のようになります。
コメント数としては圧倒的にInstagram (Reels) より、TikTokの方が多く、良い動画に対しては動画の伸びに比例して、ポジティブコメントが増え、少しでもネガティブ要素があると、動画の伸びに比例してネガティブコメントが増えていきます。
一方で、Instagram (Reels) は総じてコメント数はTikTokと比較すると少なくなります。
考えられる理由としては、もちろんジャンルにもよるのですが、TikTokは身近な生活感のある動画で、問いかけるような動画が多いのでコメントしやすいのに対して、Reelsは個々の世界観が強く、身近な感覚でコメントをしに行くというよりかは、別世界のショーウィンドウの中にある憧れの商品を眺めているような感覚に近いと感じています。
また、上記のような状態になる理由として、TikTokは匿名性が強く、自分をさらけ出しているので、コメントしやすいのに対し、Instagramではリアルな友達と繋がり、猫を被っているので、ネガティブなコメント含めコメントがしづらいことも影響していそうです。
まとめ
以上が、TikTokとReelsの違いになります。
Reelsでは伸びるのに、TikTokではなかなか伸びずに困っている。逆に、TikTokでは伸びるのにReelsでは伸びずに困っている。などお困りの際はぜひ参考にしてみてください。
また、TikTokで再生数を伸ばすには下記の記事も合わせてご覧ください。
なお、「TikTokを活用した企業アカウント活用事例を知りたい」という方は下記も併せてご覧ください。
- 食品メーカー/食品系企業様向けTikTokアカウント活用例4選
- 飲食店企業様向けTikTokアカウント活用事例4選
- 家具/雑貨企業様向けTikTokアカウント活用事例4選
- メディア企業様向けTikTokアカウント活用事例4選
- 住宅企業様向けTikTokアカウント活用事例3選
- 観光/レジャー企業様向けTikTokアカウント活用事例3選
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